京都大学 大学院医学研究科 社会健康医学系専攻

健康増進・行動学分野船田哲氏(現:慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学教室 特任助教)、LUO Yan助教(現:医学教育・国際化センター助教)らの研究結果(COVID-19に関する論文についての bibliometric analyses)が、日本経済新聞に取り上げられました

一般 2024年01月10日

健康増進・行動学分野の船田哲氏(現:慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学教室 特任助教)、LUO Yan助教(現:医学教育・国際化センター助教)、古川壽亮教授らの研究が、日経新聞に取り上げられました(2023年12月28日付)。

新たな感染症パンデミックに備え、日本における政府・大学・企業における連携体制についての記事が掲載されました。記事の中で、日本はCOVID-19の研究分野で遅れをとっているとして、9月に投稿された論文結果が引用されました。

本研究では、COVID-19についての高被引用数論文(直近2カ月の引用回数が分野別の上位0.1%)の書誌情報を2020年1月から2022年12月までの3年間を分析したものです。国別の推移をみると流行初期は中国が最多となるもその後失速し、米国・英国の論文数が増えていることが示されました。2022年に入ってからは、COVID-19関連の高被引用数論文は、全体として低下していることも示されました。論文内には記載ありませんが、日本は2020年3〜4月の9位が最高で、以降は14〜23位に低迷しておりました。

【元論文リンク】
Global Trends in Highly Cited Studies in COVID-19 Research

【日経電子版リンク*】
東京大学など、国産ワクチン迅速開発へ コロナ機に次の感染症備え – 日本経済新聞
*日経電子版は有料記事ですが、学内ネットワークから新聞データベース「日経テレコン」で見ることが出来ます。
大学向け認証管理システム | 大学IP認証