ブルネイから招聘し「地域診断」ワークショップを開催
一般
2024年04月01日
2024年3月14、15、18日の3日間、京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻(京大SPH)で「地域診断」に関するワークショップが開催されました。このワークショップは、京大SPHの社会疫学分野の近藤尚己教授がメンバーとなっている日本老年学的評価研究(JAGES)が開発した、高齢者の地域ごとの健康関連の問題、特徴を把握する手法である「地域診断」の手法を、アジア太平洋州の国々でも幅広く活用して頂ける様に、「地域診断」指標の構成要因や、具体的な計算方法、地図等を使った見える化の方法、研究から得られた知見、日本の地方行政での活用事例等について、詳しく伝授することを目的としたワークショップとして実施しました。このワークショップは、WHO西太平洋地域事務局およびWHO神戸センターとの連携により実施し、ブルネイ保健省およびブルネイ大学から計2名を招聘し、京大SPHの学生・教員など約15名も参加し、実施しました。
今後も、この様に、アジア太平洋州の多くの国において、今後、ますます深刻化するであろう高齢化の課題の解決に資する施策の一つとして、「地域診断」の考え方を海外に広める為の活動を行っていく予定です。