京都大学 大学院医学研究科 社会健康医学系専攻

Dr. Orestis Efthimiouによる予測モデルワークショップを開催しました

一般 2023年03月16日

2023年2月23日、予測モデリングのワークショップをハイブリッド形式で実施しました。
ヘルスケア分野で予測モデルを開発するための研究の実施方法について学ぶための 1 日間の集中的なワークショップでした。
スイス、ベルン大学プライマリーヘルスケア研究所の Dr. Orestis Efthimiou を京都大学招へい外国人学者として 、京都大学医学研究科社会健康医学系専攻に2週間招へいしました。

このワークショップでは、参加した学生と教職員は、予測モデリング手法を使用して、さまざまな種類の予後研究(prognostic research)があることを理解することについて学びました。
Dr. Efthimiouからは、予測モデリングで使用される基本的な統計モデル、方法、概念などについてご講義頂きました。

参加者は、予測モデル作成時に発生するオーバーフィッティングやオプティミズムという現象への対処方法、欠損データへの対処方法についての考え方を学びました。

講演の後半では、Dr. Efthimiou から、予測モデルの構築における機械学習のさまざまな方法と AI の使用についてご紹介頂きました。
特に、人工ニューラル・ネットワーク (「深層学習」)、サポート・ベクター・マシン、決定木、ランダム フォレスト、ブースティングなどの手法などの、教師あり機械学習の手法について学びました。