京都大学 大学院医学研究科 社会健康医学系専攻

ベストティーチャー賞2014授賞式が開催されました。

在校生 2015年04月22日

ベストティーチャー賞2014 (Best Teacher Award 2014) の授賞式が行われ、受賞者3名に記念の表彰楯が贈呈されました。

 

【ベストティーチャー賞2014受賞者の紹介】
 

猪飼宏 Hiroshi IKAI, MD, PhD 
(医療経済学分野 講師)

ikai【主な担当教科】
医療政策・マネージメント、医療評価・経済評価、医療経営特別カリキュラム、医療経営ケーススタディ

【講義で工夫しているポイント】
・講義中には、自信のない意見でも積極的に発言できる場にするため、
 同じ学生に2回続けて問いかけることはしないと宣言しています。
・冒頭10分程度は前回のおさらいに充てて、
 授業評価アンケートで寄せられた質問にはできるだけ答えています。

【猪飼先生からのメッセージ】
大変栄誉ある賞にお選び頂き、ありがとうございます。
医療経済学は必修科目ではないだけに、履修された学生諸氏の積極的なご参加があっての受賞だと思います。既知のテーマを分かりやすく伝えるだけでなく、未知のテーマを一緒に議論できるような講義を目指して、来年度以降も引き続き研究に実践に励んで参ります。

 
 

宮崎貴久子 Kikuko MIYAZAKI, PhD 
(健康情報学分野 助教)

miyazaki【主な担当教科】
ヘルスサイエンス研究の進め方、健康情報学、EBM・診療ガイドライン特論、
プロトコル作成マネージメント法

【講義で工夫しているポイント】
工夫しているとまでは申せませんが、次の2点を努力いたしました。
1.学生さんが主体的に学べるような「地図(知識)」と「道具(方法)」を提供するようにいたしました。講義では全体的な布置関係と、今どこにいるのかを確認し、学生さんひとりひとりが何を目指し、どうすればよいのかを考えられるような授業をしたいと願っております。
2.対話を大切にいたしました。履修者が多い講義では、グループディスカッションを取り入れました。グループは、あえてメンバー構成を均さず、自己申告による経験や専門性によって分けました。多彩なSPHの学生さんがたの特性を活かした方が、まとめの全体討議を通してビアサポートになると考えたからです。

【宮崎先生からのメッセージ】
猪飼先生、田中先生とご一緒に、このような賞を頂けたことを光栄に存じます。
学生の皆様方の「分かった!」という時のキラキラした眼差しが、大変印象深く思い出されます。
そのような学生の皆様を指導でき、共に歩めたことがとても大きな喜びでした。
中山先生を始めとしまして、皆様に感謝の気持ちをお伝えして挨拶とさせていただきます。

 
 

田中司朗 Shiro TANAKA, PhD 
(薬剤疫学分野 講師)

tanaka【主な担当教科】
臨床試験、医薬品・医療機器の開発計画、薬事と審査、医薬品の開発と評価、臨床研究データ管理学、プロトコル作成マネージメント法

【講義で工夫しているポイント】
まだまだ試行錯誤中です。

【田中先生からのメッセージ】
学生の皆様、ベストティーチャー賞に選出して頂きありがとうございました。
平成26年度は講義「臨床試験」の初年度でして、至らない点もあったと
思うのですが、皆様の熱意を感じながら楽しく授業をさせてもらいました。
卒業される皆様のご活躍を祈っております。