健康危機管理実装学分野(石見拓教授)の北欧研究機関への訪問について
<ウプサラ大学(スウェーデン)との意見交換>
昨年11月、京都大学大学院医学研究科附属ヘルスセキュリティセンター 健康危機管理実装学分野の石見拓教授と大学院生の山本智之さんが、スウェーデンのウプサラ大学を訪問し、マリア・ヘグルンド(Maria Hägglund)教授の研究チームと意見交換を行いました。
ヘグルンド教授からは、北欧地域を中心に推進されている eHealth の実装科学研究について、これまでの研究・実装の経験や現地で直面している課題などをご共有いただきました。京都大学側からは、予防医療学分野およびパブリックヘルス実装学分野における近年のAMED事業の取組などを紹介し、今後の共同研究の方向性について議論を行いました。
北欧地域の患者ポータル(電子カルテ情報等を患者へ開示する仕組み)は、日本のマイナポータル等を中心とする国民への情報提供の仕組みと共通する側面があり、それぞれの国における実装プロセスを比較分析することは、今後の医療システムの運用・改善に向けて重要な示唆を得ることが期待されます。

<オウル大学(フィンランド)との意見交換>
今回の渡航では、フィンランドのオウル大学(University of Oulu)にも訪問しました。オウル大学/オウル大学病院で循環器領域の研究を牽引し、「The Lancet Commissions」等で石見教授と共同研究を進めているユハンニ・ユンティラ(Juhani Junttila)教授と意見交換を行うとともに、大学内のインキュベーション施設をご案内いただきました。
本訪問を通じて、心停止に関する研究連携の可能性や、研究成果の社会実装・産学連携を促進するための環境整備の考え方について理解を深めることができました。
訪問後も、北欧の研究機関との連携に向けて、両研究室間で共同研究の具体化に向けた調整が継続して行われています。
