京都大学 大学院医学研究科 社会健康医学系専攻

予防医療学分野(石見拓教授)が フィンランドのAalto大学等と交流

一般 2025年04月09日

2025年3月4日、京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻予防医療学分野の石見拓教授、西岡典宏特定講師及び専門職学位課程の山本智之さんが、フィンランドのAalto大学を訪問し、Sari Kujala大学上級講師を始め多くの研究者と意見交換を行いました。
京都大学からは石見拓教授の日本におけるPHR(Personal Health Record)等のデジタルヘルスの取り組みを紹介し、Aalto大学からはデジタルヘルスに関するUsability研究についての紹介がありました。当日の様子はAalto大学のHPでも紹介していただいています。

Aalto大学のメンバーと訪問メンバーの記念写真

また、この訪問に前後して、Finnish Institute for Health and Welfare(THL)、Ministry of Social Affairs and Health(STM)、Business Finland等へ訪問し、フィンランドのKantaサービス(日本の「全国医療情報共有プラットフォーム」に相当)に関する課題や今後の方向性について包括的に質疑応答を行いました。デジタル化先進国とされるフィンランドがこれまで直面した課題や解決の過程を学ぶことで、貴重な洞察を得ることができました。

THLのTarja Heponiemi研究教授チームと訪問メンバーの記念写真

山本智之さんはスーパーグローバルコース(※)での渡航であったため、その後数日間、Aalto大学に滞在し、Sari Kujala大学上級講師からの研究指導を受けました。その際の様子はAalto大学のブログでも紹介されまいた。今回の訪問を通じて、両大学の研究および学術交流のさらなる発展を目指すことが、新たな目標として掲げられました。

※KUSPHのスーパーグローバルコース (SGC) では、KUSPH の修士課程および博士課程の学生が、KUPSH (母校) の主指導教員と学生が選択した海外の大学 (受け入れ大学) の副指導教員の共同指導の下で研究を行い、論文を完成させる機会が提供されます。