2024年11月、京都大学大学院医学研究科に社会的インパクト評価学講座（寄附講座）が開設されました。
社会の中の様々な組織の活動は、社会に対して多面的なインパクトを持ちます。たとえば、保健・医療・介護・福祉分野の活動は、ヘルスプロモーションなど健康やウェルビーイングに対するインパクトだけでなく、労働生産性を高めたり、社会的交流を活発にしたり、地球温暖化対策としても期待できます。また、まちなかの魅力を高めるためのまちづくり事業は、経済活動の活発化や人々の社会参加の促進を通じて、健康向上にも貢献します。さらに、気候変動や生物多様性などの課題への対策は、人の健康を守ることと密接に関連しています。
現在様々な組織が社会のウェルビーイング向上につながりうる活動をしていますが、その社会的インパクトを多面的に評価する取り組みについては不足しています。そのため、社会に良い影響を与えうる素晴らしい取り組みであっても、その価値に気づかれていないことが少なくありません。
当講座は、様々な政策や社会活動の多面的な社会的インパクトを学術的に評価し、産官学民の連携の推進を学術面から支援し、社会課題の緩和に貢献することを目指して設立されました。

本シンポジウムでは、行政、企業、医療、アカデミアのそれぞれの立場からの報告を受けて、社会的インパクト評価、成果連動型民間委託契約方式、ソーシャル・インパクト・ボンド等を通じた、新しい多様な価値の創造や分野を超えた連携による社会課題解決の可能性について考えます。
ご関心のある方は、是非ご参加ください。

日時

2月25日（火）13:00-15:00（2時間）

場所

京都大学・オンラインハイブリッド開催
京都大学会場：楽友会館　2階会議・講演室（〒606-8315　京都市左京区吉田二本松町）

プログラム

添付のチラシをご覧ください。

申込方法

https://forms.gle/YZHCgF4wgE6vdcUC9
または添付のチラシのQRコードから申し込みフォームにアクセスし、お申し込みください。

参加費

無料

定員

京都大学会場（楽友会館）75名・オンライン300名

問い合わせ

京都大学大学院医学研究科　社会的インパクト評価学講座　高木大資　mail: takagi.daisuke.6t@kyoto-u.ac.jp

主催：京都大学大学院医学研究科　社会的インパクト評価学講座
後援：内閣府