京大SPH×Beyond 2050アカデミア公開討論会のお知らせ
「京大SPH×Beyond 2050アカデミア公開討論会」
病とともに健康に生きる
～2050年以降の新しい健康の概念の構築を目指して～
2024年度の京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻（略称：京大SPH）における国際化推進活動の一環として、Beyond2050（近未来に向けた京大全学の新たな成長戦略）と連携し、新たな取り組み「アカデミア公開討論会」を実施することになりました。
この活動は、学際的かつ長期的な視点で医療/ヘルスケアに関する社会課題の解決に貢献するグローバルな学術研究を促進・支援する新たな枠組みづくりを目指すもので、年１～２回の頻度で開催予定です。
2050年以降、人々の健康がどのようにとらえられていて、社会、技術、死生観、経済の観点からは、どのようなことが必要となるのかについて、登壇者と参加者が一緒に考えます。今後もシンポジウムを通して、みなさまと共に新たな世界を構想してまいりたく存じます。ぜひ、ご参加ください。
| 日時 | 2024.11.26(火) 13:00-18:00 ー開場12:30 |
|---|---|
| 内容 | 研究者からの話題提供、パネルディスカッション （登壇者、スケジュールは下記参照） |
| 会場 | 京都大学国際科学イノベーション棟5Fシンポジウムホール （京都市左京区吉田本町 吉田キャンパス本部構内） |
| 参加費 | 無料（要事前登録） |
| 定員 | 200名程度 |
| 対象 | 研究者・企業・行政関係者等 |
| 参加登録 | https://forms.gle/mjnWAD8wc3Uej6bj6 |
| お問合せ | kusph_beyond2050@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp |
〇サイドイベントⅠ「健工連携事始」
今後の研究シーズを見つけるため、今回は、SPHと工学研究科次世代学際院（iRING）所属の未来を担う研究者によるポスターセッションとグループディスカッションを実施します。
*工学研究科次世代学際院（iRING)は、
新たな総合知の修得と実践により次世代を担う研究者を育成することを目的として2023年4月に設置されました。
研究を通じた異分野交流の場を設定することで、若手研究者が「知の互換性」を考え、個別の専門性と他領域の知を統合し新たな分野を切り拓く能力を涵養します。
〇ポスターセッション 発表者 一覧
(ポスターセッションへの参加者が決定し次第、一覧は随時アップデートします。)
(2024年10月18日現在)
| 氏名 | 所属 | 職位/年次 | タイトル |
|---|---|---|---|
| 西尾麻里沙 | SPH社会疫学分野 | 博士課程 | 健やかに年を重ねるための「機能的能力」の評価指標の開発 |
| 土生裕 | SPH社会疫学分野 | 特定研究員 | 対話ツールとしての多元的なウェルビーイング評価指標 |
| Zhen Du | SPH社会疫学分野 | 博士課程 | ウォーキングプログラムへの参加と⾝体的、社会的活動との関連：性別、 社会経済的、建築環境による違い |
| 山本一道 | SPH健康増進・行動学分野 | 客員研究員 | Integrative Clinical Research: From Clinical Questions to Solution Implementation |
| 森本 大智 | iRING（分子工学専攻） | 助教 | 流体力学的応力によるタンパク質の構造破壊 |
| 三木 康嗣 | iRING（物質エネルギー化学専攻） | 准教授 | 光照射を鍵とする細胞内への薬剤送達 |
| 田村 朋則 | iRING（合成・生物化学専攻） | 講師 | Optochemical profiling of receptor-proximal proteins in the live mouse brain in minutes |
| 伊藤 陽介 | iRING（電気工学専攻） | 講師 | ハイブリッド型光ポンピング原子磁気センサを用いた多点生体磁気計測 |
SPH：京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻
iRING：京都大学大学院工学研究科次世代学際院
〇サイドイベントⅡ「グループディスカッション」
「生老病死」「死生観」「未来医療AI」について、グループに分かれ健工連携のありようをディスカッションし、内容共有を致します（参加申込時に要事前登録）。
［主催］京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻（SPH）, 京都大学成長戦略本部
［共催］京都大学大学院工学研究科次世代学際院（iRING）-TBD-
京都大学学際融合教育研究推進センター
| TIME SCHEDULE 司会進行［医学研究科社会健康医学系専攻健康情報学分野・国際化推進室 講師 河野 文子］ | |
|---|---|
| 13:00-13:10 | 開会挨拶「2050年以降の新しい健康の概念」とは？ 医学研究科社会健康医学系専攻健康情報学分野 同専攻国際化推進委員長 教授 中山 健夫 |
| 13:10-13:25 | 話題提供1ｰ「文化・社会と医療」 「病とともに健康に生きる」の意味を説明。社会的・文化的処方で病を治す医療から、病とともに 生きることを目的とした時の医療提供のアプローチや考え方について紹介。 医学研究科社会健康医学系専攻社会疫学分野 教授 近藤 尚己 |
| 13:25-13:40 | 話題提供2ｰ「医療DⅩ・AI」 医療機関のDX活用により、2050年に向けて、病と共に生きる人々の生活がどの様に変わるか。 充実した人生を送るために求められる技術開発・使用方法などを提言。 医学部附属病院医療情報企画部 教授 黒田 知宏 |
| 13:40-13:55 | 話題提供3ｰ「死生観とコミュニティ構築」 2040年問題や多死社会の到来を経て、2050年に向けて、病や死別などの喪失経験に直面しつつ 誰もが最期まで健康に生ききれるコミュニティをいかに構築すべきか、死生観のあり方 を踏まえて提言。 静岡社会健康医学大学院大学 教授 山崎 浩司 |
| 13:55-14:10 | 話題提供4ｰ「健康・医療と経済」 2050年の日本および世界では、医療費の抑制や効率的な活用に関連し、どのような仕組みが成り 立つかについてや、高齢者比率の増加に伴う課題などについて提言。 医学研究科 副研究科長/附属 ヘルスセキュリティセンター センター長 社会健康医学系専攻 専攻長／医療経済学分野 教授 今中 雄一 |
| 14:10-15:10 | サイドイベントⅠ 「健工連携事始」@linkhub SPH＆工学研究科次世代学際院（iRING）によるポスターセッション* * こちらをご参照下さい。 |
| 15:10-16:50 | パネルディスカッション パネリスト ：中山、近藤、黒田、山崎 座長：今中 |
| 16:50-17:00 | 閉会挨拶 Beyond2050の取り組み紹介 成長戦略本部 特定教授 石原 慶一 |
| 17:10-18:00 | サイドイベントⅡ グループディスカッション @linkhub |
交流会のご案内
[会期] グループディスカッション終了次第～19:30まで
[会場] 本学国際科学イノベーション棟1F linkhub
※会費の徴収は致しません。
リーフレット(クリックで拡大)