京都大学 大学院医学研究科 社会健康医学系専攻

杉岡 隆(Takashi SUGIOKA)

SPH現役時の担当教室

医療疫学分野

現在のご所属機関、部署

佐賀大学 医学部 地域医療支援学講座

ご役職(ご就任年月日)

教授(2010年4月1日)

ご専門領域

地域医療、総合診療

杉岡 隆

ご略歴

1990年自治医科大学医学科卒。山口県立中央病院で研修後、島の病院や山間の診療所にて15年間地域医療に従事。2005年京都大学大学院「臨床研究者養成(MCR)コース」1期生、医学博士取得。2010年より現職。日本プライマリケア連合学会認定医・指導医、日本医師会認定産業医・健康スポーツ医、日本プライマリケア連合学会九州ブロック佐賀県支部長

ご近況

1. 教育活動
佐賀大学の地域総合診療センター(NHO嬉野医療センター、佐賀市立富士大和温泉病院)に派遣された総合診療科後期研修医を中心に、定期的に現場に赴いて症例検討、回診を行っています(visit teaching)。大学内では医学科3年生の臨床講義、医学科6年生地域医療実習を担当しており、地域枠入学生の特別プログラムとして1年生の佐賀県内基幹病院・中核病院実習、1~4年生の夏期地域医療実習、および地域医療セミナーを開催しています。さらに地域中核病院の卒後臨床研修医に対する症例検討カンファランスも行っています。

2. 研究活動
主に以下の研究を行っています。

  • 水・電解質・酸塩基平衡異常に関する臨床疫学研究
  • 地域プライマリケアにおける感染症診療に関する研究
  • プライマリケア医の予防接種に対する認識研究
  • 高齢者の社会的孤立と健康アウトカムに関する研究
  • 一般住民、社会人への健康教育に関する研究

その他、研究に関する教育・啓発として、「実地医師のための臨床研究・統計セミナー」を定期開催、研究デザインや統計解析の考え方についてレクチャーしています。

3. 社会活動
日本プライマリケア連合学会佐賀県支部総会を年に1回主催、ここでは「プライマリケアにおける研究と臨床」をキーワードに、プライマリケアの現場で活躍している臨床医の講演と、プライマリケアに関連したテーマの研究の発表、教育講演を行っています。

主なご論文業績

  • 杉岡隆、野口善令、大西義浩(著)「診断法を評価する」(臨床家のための臨床研究デザイン塾テキスト) 認定NPO法人健康医療評価研究機構 2014
  • 東尚弘、中村文明、杉岡隆、山本洋介(著)「臨床研究のためのStataマニュアル第3版」 認定NPO法人健康医療評価研究機構 2014