三宅 達郎(Tatsuro MIYAKE)
SPH現役時の担当教室
医療疫学(当時理論疫学)
現在のご所属機関、部署
大阪歯科大学 口腔衛生学講座
ご役職(ご就任年月日)
大阪歯科大学口腔衛生学講座主任教授(2015年8月1日)
大阪歯科大学大学院歯学研究科(口腔衛生学)教授(2016年2月1日)
ご専門領域
口腔衛生学、予防歯科学、社会歯科学
ご略歴
2007年4月 大阪歯科大学口腔衛生学講座准教授
2013年4月 京都市保健福祉局保健衛生推進室保健医療課歯科保健係長
2015年4月 梅花女子大学看護保健学部口腔保健学科教授
ご近況
1. 教育活動
歯学部では、「衛生学・公衆衛生学」、「口腔衛生学・社会歯科学」の講義・実習を担当しています。SPHで学んだ社会健康医学をいかに歯科に応用していくか苦心しながらも、やり甲斐と使命感を感じながら取り組んでいます。また、2016年度からは3回生および4回生の指導教授を仰せつかり、柄にもなく、学生への生活指導も行っております。
大学院生には、福原俊一教授から薫陶を受けた疫学はもちろんのこと、SPHの個性的かつ魅力的な先生方の授業をお手本に、社会健康医学に関する知識だけでなく、研究マインドについても大学院生に伝授しようと奮闘しております。
2. 研究活動
行政に在職した2年間、ほとんど研究活動ができませんでしたので、現在、研究基盤を固めることに努めております。基礎研究だけでなく、福原俊一教授にお助けいただきながら、今後、歯科における臨床疫学研究、生涯を通じた口腔保健に関するパブリックヘルス研究、大規模コホート研究への参入など社会健康医学研究に対し、精力的に取り組んでいきたいと思っております。
3. 社会活動
学会では、産業衛生学会雑誌の編集委員、近畿中国四国口腔衛生学会の常任幹事等、行政では、歯科医師国家試験委員、大阪府生涯歯科保健推進審議会委員ならびに口腔保健計画部会長、兵庫県健康づくり審議会委員等の職に就き、いろいろなことを学びながら、職務を遂行しています。
卒業後、さまざまなところで、SPHの先生方や同窓生と一緒に汗をかきながら、仕事をする機会を得ました。プロジェクトが完結し、また一緒に仕事をしようと約束する瞬間の喜びは、筆舌では表せないものがあります。今後も、その喜びを味わえるよう、研鑽を積んでいく所存です。
主なご論文業績
- Doi T,Miyake T,Kawasaki K,Jin K,Uene M,Kambara M.Effect of chewing gum containing phosphoryl oligosaccharides of calcium and fluoride extracted from green tea on early caries lesions of occlusal surface in 1 st permanent molars of 6~7-years-old children.J Dental Hlth 2013 ; 63 : 423 – 435.
- Miyake T,Uene M,Jin K,Tanaka H,Park YD,Kambara M.Relationship between socioeconomic status and dental caries prevalence in 3-year-old Japanese children.J Osaka Dental Univ 2010 ; 44 : 87-92.