堀田勝幸(Katsuyuki HOTTA)
SPH現役時の担当教室
健康情報学
現在のご所属機関、部署
岡山大学病院 新医療研究開発センター 臨床研究部
ご役職(ご就任年月日)
教授(2016年2月)
ご専門領域
臨床腫瘍学、新薬開発、呼吸器内科学
ご略歴
私立広島修道高等学校卒業
岡山大学医学部医学科卒業
国立がんセンター中央病院内科レジデント
岡山大学 保健環境センター助手
岡山大学大学院医歯学総合研究科 病態制御科学専攻 博士課程早期修了(医学博士)
京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 修士課程修了(公衆衛生学修士)
岡山大学病院 呼吸器・アレルギー内科講師を経て現職
ご近況
1. 教育活動
2016年2月より岡山大学病院新医療研究開発センター臨床研究部に就かせていただきました。今後の方向性として、京大SPH(School of Public Health) / MCR(Master of Clinical Research)コースで享受した目からウロコの履修内容を参考に、臨床研究に関する包括的な教育体系の構築を進めます。これらを通じて、若手研究者による臨床研究始動や論文執筆の活性化に繋げることがゴールの一つと捉えています。
2. 研究活動
わたしは京大SPH / MCR在学中、医薬品・医療機器に関する承認までのプロセスを網羅的に習得いたしましたが、まさにこのノウハウを元に、中国・四国地方の各施設と協力して、わたしの専門である肺癌領域に焦点を当てた新規医薬品の医師主導治験始動へ結びつけました。これを機に、中国・四国地区の研究アライアンスをさらに強固なものとし、わたしのみならず同地区の研究者が継続的に臨床研究を適正かつ迅速に実施していけるよう支援を促進しています。ひいては、地域からの絶え間ない研究成果発信に結び付けていきたく思っております。
3. 社会活動
京大在学中は、中山健夫教授をはじめ諸先生方から診療ガイドラインの意義を学びました。現在、肺癌診療に関わるガイドライン委員を務めさせていただいております。学んだ知識を最大限参考にして、現実に診療の質の向上に資することを常に念頭に置き、ガイドライン作成に携わっています。また学術雑誌の編集委員(CHEST誌など)を拝命するなど、呼吸器・がん領域に関わる学際的な社会貢献活動を微力ながら多角的に展開しております。
主なご論文業績
(2016年, 英文, First author/Corresponding authorのみ)
- Kudo K, Hotta K (Corresponding author), et al. Development of a skin rash within the first week and the therapeutic effect in afatinib monotherapy for EGFR-mutant non-small-cell lung cancer (NSCLC): Okayama Lung Cancer Study Group experience. Cancer Chemother Pharmacol. 2016;77:1005.
- Hotta K (Corresponding author), et al. Gefitinib combined with standard chemoradiotherapy in EGFR-mutant locally advanced non-small-cell lung cancer: the LOGIK0902/OLCSG0905 intergroup study protocol. Clin Lung Cancer. 2016;17:75.
- Ninomiya K, Hotta K (Corresponding author), et al. Short-term low-volume hydration in cisplatin-based chemotherapy for patients with lung cancer: The second prospective feasibility study in the Okayama Lung Cancer Study Group Trial 1201.Int J Clin Oncol. 2016;21:81.