京都大学 大学院医学研究科 社会健康医学系専攻

医療経済学

 
「医療の質と経済性」
現場問題解決 そして 革新的創造へ

  • 今中雄一教授
  • 教 授/今中 雄一
  • Yuichi Imanaka, M.D., M.P.H.,Dr.Med.Sci., Ph.D. Professor

概要

  • 医療経済学分野
  • 教 授 : 今中 雄一
  • 講 師 : 猪飼 宏
  • 講 師 : 佐々木 典子
  • 講 師 : 國澤 進
  • 助 教 : 大坪 徹也
  • TEL : 075-753-4454
  • FAX : 075-753-4455
  • e-mail:
  • URL: http://med-econ.umin.ac.jp/

当医療経済学分野Department of Healthcare Economics and Quality Managementは、「医療の質と経済性」をめぐる社会的・学術的課題の解決に向けて、研究・開発を行う。政策・制度、経営、安全・質管理、医療実践の上での諸課題を扱い、研究・開発の過程と成果を通じて人材育成と社会貢献を行う。

研究・教育について

研究について

医療の質と経済性について、即ち、医療の経済・政策、経営、安全・質管理に関して、以下の如く研究・開発を行ってきている。また、OECD、WHO、ISOなどの研究プロジェクトにコミットし、その他の国際共同研究のほか、診断群分類などケースミックス分類を活用した診療報酬などの新制度に関する評価・開発、病院機能評価や医療分野のベンチマーキングにも携わってきている。
医療の質と経済性について、即ち、医療の経済・政策、経営、安全・質管理に関して、以下の如く研究・開発を行ってきている。また、OECD、WHO、ISOなどの研究プロジェクトにコミットし、その他の国際共同研究のほか、診断群分類などケースミックス分類を活用した診療報酬などの新制度に関する評価・開発、病院機能評価や医療分野のベンチマーキングにも携わってきている。

  1. 臨床的な質とパフォーマンス、原価と財務的パフォーマンスの測定、地域・職域等における健康状態と医療資源消費の測定
  2. 医療技術等に関する経済学的評価(原価分析、費用効果・費用効用分析、メタ分析等)
  3. 質とリスクとコストのマネジメント・システム(医療施設の第三者評価・認定、ISO、経営品質など)、医療機関のパフォーマンスの包括的評価と向上
  4. 政策や経営のための情報基盤の構築、診療情報・会計情報などのデータベースと情報システムの構築と活用
  5. 経済学、経営科学、工学等の医療における応用の展開と発展

教育について

学位については、三つ課程があり〔○博士(医学); ○博士(社会健康医学); ○社会健康医学修士(専門職)いわゆるMPH〕、講義、セミナー、研究・開発プロジェクトへの参加など多様な機会を通じて以下の領域について教育・訓練を行う。社会的ニーズの高まる当領域の研究者の育成を行う。医療に関する経済学、制度・政策、医療保険制度、診療報酬制度、医療の財源、質・安全とコストのマネジメントなどについて学びながら、必要な研究手法を修得する。当分野は、多領域統合型の分野である。

  • 医療の質やパフォーマンスの評価・測定
  • 医療の経済評価(費用効果・費用効用分析、原価分析など)
  • 医療経営・マネジメントのシステムに関する研究
  • 医療機関・プログラム・政策などの評価・立案に関する調査研究

さらに、激変する医療界における高度専門職である経営幹部に必要な能力養成を目指して、面接・審査の上で若手医師および経営の素養のある若手に限定して提供する「医療経営ヤングリーダー・コース」を平成17年度に開始し、発展させている。

研究業績(2013-14抜粋)

  1. Lin H, Otsubo T, Imanaka Y. The effects of dementia and long-term care services on the deterioration of care-needs levels of the elderly in Japan. Medicine (in press).
  2. Kobayashi D, Otsubo T, Imanaka Y. The effect of centralization of health care services on travel time and its equality. Health Policy (in press).
  3. Ukawa N, Tanaka M, Morishima T, Imanaka Y. Organizational culture affecting quality of care: guideline adherence in perioperative antibiotic use. International Journal for Quality in Health Care (in press).
  4. Sasaki N, Kunisawa S, Otsubo T, Ikai H, Fushimi K, Yasumura Y, Kimura T, Imanaka Y. The relationship between the number of cardiologists and clinical practice patterns in acute heart failure ― A cross-sectional observational study. BMJ Open 2014;4(12):e005988.
  5. Otsubo T, Goto E, Morishima T, Ikai H, Yokota C, Minematsu K, Imanaka Y. Regional variations in in-hospital mortality, care processes, and spending in acute ischemic stroke patients in Japan. Journal of Stroke and Cerebrovascular Diseases 2015;24(1):239-51.
  6. Goto E, Lee J, Sasaki N, Imanaka Y. Factors affecting regional variations in hospitalization expenditures of elderly residents in Japan. Journal of Public Health 2014;22(4):361-370.
  7. Kobuse H, Morishima T, Tanaka M, Murakami G, Hirose M, Imanaka Y. Visualizing variations in organizational safety culture across an inter-hospital multifaceted workforce. Journal of Evaluation in Clinical Practice 2014;20(3):273-80.
  8. Kunisawa S, Morishima T, Ukawa N, Ikai H, Otsubo T, Ishikawa KB, Yokota C, Minematsu K, Fushimi K, Imanaka Y. Association of geographical factors with administration of tissue plasminogen activator for acute ischemic stroke. Journal of American Heart Association 2013;2(5):e000336.
  9. Sasaki H, Otsubo T, Imanaka Y. Widening disparity in the geographic distribution of pediatricians in Japan. Human Resources for Health 2013;11(1):59.
  10. Morishima T, Lee J, Otsubo T, Ikai H, Imanaka Y. Impact of hospital case volume on quality of end-of-life care in terminal cancer patients. Journal of Palliative Medicine 2013;16(2):173-8.

著書

  • 今中雄一、大日康史 編.医療制度・医療政策・医療経済.東京:丸善出版,2013.
  • 今中雄一編著. 「病院」の教科書. 東京:医学書院, 2010.
  • 京都大学大学院医学研究科医療経済学分野訳. 医療安全のエビデンス 患者を守る実践方策.東京:医学書院 2005年.
  • 今中雄一編著. 医療の原価計算:患者別・診断群分類別コスティングマニュアルと理論・実例. 東京:社会保険研究所, 2003.