京都大学 大学院医学研究科 社会健康医学系専攻

今中 美栄(Mie IMANAKA)

SPH現役時の担当教室

予防医療学分野

現在のご所属機関、部署

島根県立大学 看護栄養学部 健康栄養学科

ご役職(ご就任年月日)

教授(2018年4月1日)
学生生活部長(2018年4月1日)

ご専門領域

栄養教育学、公衆栄養学、行動理論、栄養カウンセリング論 保健指導

ご略歴

学歴
2013年 京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻博士後期課程満期退学
職歴
2013年 京都光華女子大学 講師
2016年 京都光華女子大学 准教授
2018年 島根県立大学 看護栄養学部 健康栄養学科 教授

今中 美栄

ご近況

1. 教育活動
京都よりご縁を頂き、出雲の地に参りました。山陰初の管理栄養士課程の開設に伴い、島根県立大学の教員の一員となり新たな地での教育活動に励んでおります。島根県は、南北に長く、海端の街、山村の街、また隠岐諸島の4つの離島をもつ特色のある地域です。高齢化の著しい中、合計特殊出生率は増加しているという、興味深い地域でもあります。看護学科との連携・演習科目も多く、地域貢献のできる実践力のある管理栄養士の輩出に尽力しています。

2. 研究活動
SPHで培ったITを保健指導に活かすことについて研究を続けています。ウェブからSNSへ、更に次世代のAIの導入へのきっかけづくりとなる研究ができたらと、地域や企業とのコラボレーションなどを進めています。
 また、島根県立大学は大陸に近くに位置することから、北東アジアとの共同研究が活発です。今年度、韓国、大邱保健大学、大邱韓医大学との学術共同研究、連携協定等の御縁を頂き、日韓におけるヘルスリテラシー醸成に向けての研究をスタートします。

3. 社会活動
地域貢献活動に力を入れている本学では、隠岐諸島、4島(隠岐の島、中ノ島、西ノ島、知夫里島)と包括連携協定を勧めています。大学と地域をつなぐ、栄養教育活動やボランティア活動を町役場村役場の方々と積極的に進めています。
 また、日本栄養改善学会中国支部の庶務幹事や中国支部学術総会実行委員長等、管理栄養士の研究活動の活性化に向けてのお仕事をさせて頂く機会も増えました。近畿からの講演のお誘いもあり、島根と京都を行き来しながら、新たなチャレンジの機会を頂いております。

主なご論文業績

  • Imanaka M, Ando M, Kitamura T, Kawamura T (2016) Impact of Registered Dietitian Expertise in Health Guidance for Weight Loss. PLoS One 11: e0151456.
  • Imanaka M, Ando M, Kitamura T, Kawamura T Effectiveness of Web-Based Self-Disclosure Peer-to-Peer Support for Weight Loss: Randomized Controlled Trial J Med Internet Res. 2013 Jul; 15(7): e136. Published online 2013 Jul 9.
  • 今中美栄, 坂本裕子著.栄養教育論.京都:化学同人,2014