京都大学 大学院医学研究科 社会健康医学系専攻

平山 惠美子(Emiko HIRAYAMA)

SPH現役時の担当教室

医療倫理学分野

現在のご所属機関、部署

中京学院大学 看護学部 成人看護学領域

ご役職(ご就任年月日)

教授(2014年4月1日)

ご専門領域

看護倫理、成人看護学

平山 惠美子

ご略歴

2004年3月 社会健康医学系専攻医療倫理学分野修士課程修了。
2011年3月 長野県看護大学大学院看護学研究科博士後期課程単位取得後退学。
2016年4月 大阪大学大学院人間科学研究科人間学系現代思想学分野博士後期課程入学、現在に至る。
飯田女子短期大学看護学科助教授、金沢医科大学看護学部准教授を経て2014年より現職。

ご近況

1. 教育活動
「成人看護学」は看護学において基礎看護学と同様、要ともなる領域です。対象により適した看護を実践できる能力を養うことを目的に、学生に成人看護学の概念および具体的な援助について講義および実習指導を行っています。特に実習に関しては、学生が個人に合った看護を創造できるよう、学生への直接的な指導だけでなく、学生を指導する助教および助手に対する教育も行っています。また、「看護倫理」に関しては所属だけでなく他大学においても教授しています。

2. 研究活動
看護実践の倫理に関心をもって研究を行っています。特に日常の看護ケアやターミナルケアの倫理です。これまでの研究テーマは、日常看護実践に求められる倫理、プリセプター看護師・訪問看護師など看護師の倫理観、在宅終末期看護における倫理、訪問看護師の看護倫理教育などです。M-GTA(Modified Grounded Theory Approach)など質的研究方法論を用いています。また、より個別の看護実践から普遍性を見出すため現象学的アプローチにも取り組んでいます。

3. 社会活動
「認定看護管理者ファーストレベル」・「臨床指導者講習会」の看護倫理の講師や医療施設の看護部門を対象とした看護倫理の研修会講師(2008年~2015年、35件)、現場の看護師への研究指導などを行っています。

主なご論文業績

  • 平山惠美子,上條育代,岩月すみ江.在宅終末期ケアに携わる訪問看護師の看護倫理観.日本医学看護学教育学会誌 2015;24(1 ):56-62.
  • 平山惠美子,金谷光子.在宅終末期ケアに携わる訪問看護師の看護倫理の質の向上を図る教育プログラム-ファシリテーター人材養成プログラムの開発・評価-.地域ケアリング2016;18(3) :82-87.